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超高齢社会への突入に向けて「待ったなし」状態の2000年にスタートした介護保険制度。少子高齢化の日本において介護のあり方をどうするかは大きな社会問題の一つです。高齢者を抱えた家族の負担が大きいことはもちろん、高齢者が認知症や寝たきりになった配偶者の介護をするいわゆる「老老介護」など深刻な問題が山積しています。


そこで社会全体で介護を支えていこうという趣旨でスタートしたのが介護保険制度です。介護保険は、運営主体を市区町村としており、被保険者は65歳以上の「第1号被保険者」と40歳以上65歳未満の「第2号~」に分類されています。財源は被保険者と税金が50%ずつ負担しています。


介護保険サービスには、在宅サービス(訪問・通所介護、短期入院など)と施設サービス(介護老人福祉施設、介護老人保健施設など)があり、基本的に第1号被保険者が利用できますが、老化をゲインと磨る15種類の特定疾患で要介護状態になった場合、第2号の方でもサービスを受けることができます。


2000年の介護保険制度スタート以来、高齢化の進行に比例して、介護保険の対象者、利用者ともに増加し続けています。第1号被保険者数は当初2164万人だったのが500万人以上増えて2682万人となっており、要介護認定者は218万人から441万人と倍増しています。


介護保険法は2005年に改正され、予防介護の考え方が導入されました。介護保険は自立支援を基本理念にしていることから、改正前の「予防給付」を大幅に見直した「介護予防サービス」のほか、地域支援事業が追加されました。


# by medvolunteer | 2014-03-25 16:29

子供が急に熱を出すことは良くあることです。小さい子供は体の異変を訴えることがまだ上手くないため、少しでも普段と様子が違う、なんだか熱っぽいなと思ったら、家庭で以下のことを確認することが大切です。


熱を測る
体温を測る場所は測りやすい場所でかまいませんが、脇の下が好ましいとされています。最近の体温計はデジタル式電子体温計など扱いやすいものがほとんどですので、以前の水銀体温計のように比較的長い時間、子供をじっとさせる必要もありません。健康状態を把握するために、普段から平熱を知っておきましょう。


クーリングを行う
熱を測り実際にたかければ、クーリングして少しでも子供を楽にしましょう。クーリングの仕方としては、アイスノンや水枕などで首の横、脇の下、太腿の付け根を冷やしてあげましょう。太い血管があり解熱効果も期待できます。適当な大きさの保冷剤・絞り凍らせたタオルをビニール袋に入れハンドタオルなどでひとくるみにして、あててあげても良いでしょう。


おでこや後頭部を冷やすことは解熱作用は不明ですが、お子様が気持ちよく楽になるのなら冷やしてあげましょう。温く感じたらこまめに取り替えてあげましょう。おなかや背中全体を冷やすことは望ましくありません。


熱の上がり際に震えることもあります。
熱の上がり際は、唇の色も悪くなり、手足が冷え、小刻みに震えます。これはひきつけ(痙攣)ではなく、悪寒で末梢を暖めようとする生理的反応です。 子供が寒がって震えるようであれば、上着を一枚重ねるか、肌がけなどをかけてあげましょう。


熱が上がりきれば震えもとまりますので、逆に、熱がこもり過ぎず発散しやすいように、 厚着をさせる必要はまったくありません。 熱があるときは、厚着をさせなくても汗をかきますので、乾いたタオルでよく拭いてあげましょう。


水分を補給しましょう
熱がでていると、体から水分が蒸散していきます。つまり、水分が足りない脱水状態に陥りやすいということです。最近では、ドラッグ・ストアに乳児でも手軽に飲める電解質飲料が市販されています。幼児以上なら、麦茶・白湯などでもかまいません。水分をあげる目安としては、熱のないときと比べて、おしっこの回数と量が極端に少なくなければ脱水傾向は大丈夫でしょう。


食事・離乳食に関しては、食欲があるようならあげてもかまいませんが、食欲がなさそうなら無理に与える必要はありません。食べさせる場合には、おなかの負担を軽くするために消化の良いものにしましょう。


医療機関への受診
熱が急にでたとしても、お子様が機嫌がよくて、水分が十分にとれていて、 ぐったりしていなければあわてる必要はないと思われます。グズリがおさまらず、機嫌が悪い、顔色が悪い、呼吸がしんどそう、水分をほしがらない…などの症状があれば医療機関に受診しましょう。


解熱剤の使用について
熱が高く、しんどそうなときは、解熱剤を使用しても構いません。しかし、解熱剤は熱の原因である病気を治すものではなく、熱を下げて少しでも楽にしてあげる対症療法にすぎません。小児科でよく処方される解熱剤はアセトアミノフェンという解熱剤で、子供の年齢・体重などにより一回の薬の量が決められます。


一般的には、38.5℃以上のときに、つらそうであれば一回頓用(内服薬または座薬)で、8時間以上空けて一日三回まで使用しても構いません。解熱剤も、たとえば、熱性痙攣の既往を持つ子、アレルギー体質をもつ子、肝機能障害を持つ子など、お子様の基礎疾患、体質により慎重の使用しなければいけないこともあります。


# by medvolunteer | 2014-03-01 10:24